戦争は悪ということで語られること
先日の吉本隆明の
これ⇒「 真贋: 本: 吉本 隆明」
でもそうだったが、世の中の善悪は相対的だが、戦争だけは絶対の悪だとしていた。このあたりは、どう語るが難しい。
基本的に戦争というのは、国家と国家の戦争だと考えていいし、概念上、内戦は自然に分けられてしまうのだが、現実はそううまくはいかない。
まあ、この話は広がりがあるのでそう突っ込まないのだが。
がというのは。
いつも気掛かりで、依然、しっくりこないのだが、その核の一つは
⇒ノルマンディー上陸作戦 - Wikipedia
個別的にはいろいろあるが。
私は馬鹿な疑問を持ち続けているのかもしれないが、戦争が絶対悪なら、ノルマンディー上陸作戦は本質的な悪に属するのだろうか。
ナチスに対する戦いなら善だとかいうなら、そもそも絶対的な悪という語義ではなくなる。
イラク問題をめぐり、この数年米仏関係がこじれていたが、ノルマンディー上陸作戦についてはぶれてないことが英文の外信を読んでいてしみじみ思った。