男に求められるもの

 大した話ではない、毎度ながら。
 増田を見ていると非モテや童貞とか多出だなと思う。人の思いというか男の思いはあんなものだろう。また、独女通信とか見ていても、男と女の決定的な差はあるとしても鏡像のような部分もまたある。
 男が自分に何が足りないのだろうと思い、女は男に何を求めるのかうまく言語化しない。
 ま、世の中の風景のようなもの。
 で、と。
 米国の場合、男に求められるものは、DIY、Do It Yourself! つまり、大工の能力。あるいは、おうち(つまり女の居場所)をリフォームする能力。これが決定的。なのでこれに付随する各種の能力が男に求められるので男はけっこうつらい。マッチョでまめでなくてどうしてDIYみたいな。
 その点、日本の男性は楽。
 で、米国の男はつらいよ、でもあるのだが、これともう一つ、日本の男性と違うのは、米国の男性は女にカネ渡さないのですよ。この感覚は日本人にはあまり通じないみたいだ、と思うがどうだろうか。なので、女は自分のカネへの嗅覚が鋭い。というか、自然に自分のカネを持とうとする、ということで、つまり、一部では男のカネを得ようとする。
 まあ、ほいでも、世界は日本化してきてはいるのだが。
 ほいでも、米国男女のこうした基調は変わらないし、その上に微妙に性行動が馴染む。
 ふと思ったのだが、日本が、欧米から見て、性がインセスト的といか幼児志向的なのは、性を買うステータスの男たちが社会構造的に保証されていたからではないかな。今はどうかわからないが、その奇妙な惰性でもあるのだろう。
 性があるとき男女の関係があるが、別に、恋愛というか、男と女の人生の交錯するものはない。
 日本はその点で、ピュアに性的な文化でもあるし、大人の性のない世界でもあるのだろう。