貧者餅
ググったら極東ブログが出てきてやんの。まいったな。
⇒極東ブログ: 冷麺とか
昔通った店で今でもあるのは荻窪の南漢亭くらいかなとネットを見たら銀座店がある。同じ店の系列なんだろうか。南漢亭は一度だけなんかの手違いで厨房を覗いたことがある。白髪交じりの長髪の女性が調理しているのだが、なんというのか気品のオーラが漂っていた。給仕の立派そうな男性は息子さんだろうか。「なぜ貧者餅なの?」と一度聞いたら、困惑げに「昔は貧しい人が食べていたからでしょう」とのお答えだった。そういえばジョンとかメニューにあったか。最近行ってないな。
もちろん、Google様はFeeling Luckyでこちらを。
こちら⇒ピンデトック
つうわけで正式なのは緑豆を使う。韓国では専用の粉も売っている。
のだが、本当の貧者は代用でメリケン粉を使っていた。メリケン粉を水で溶き、刻んだ長葱を入れ、紅生姜を入れる。お好み焼きの原型であろかとも思うが、お好み焼きは、満州っぽい感じもするのに対して、このベリー貧者餅は、案外朝鮮文化の日本定着ではないかと思う(在日韓国人の食の歴史研究とかあれば読んでみたい)が、歴史的には知らない。お好み焼きの歴史はこんなふうに語られることが多い。
こんなふうに⇒お好み焼歴歴史探訪
ただ、それと実際の貧しい家庭内での食のありかたとは違うようには思う。というか、こちらの系譜では葱がポイントなのだろう。