増田におけるコミュニケーション性の逆説

 増田では、ほのめかしができない。
 おそらく、ほのめかしはそれが意図され・解釈される環境を必要としているが、その話者や過去エントリといった情報が前提的に剥奪されている。
 増田では、よりコミュニケーション性が求められる。ちょっと考えると、匿名の独白のようだが、そうすることができないコミュニケーション性の空気が形成される。
 つまり。
 匿名だから好き勝手になんでもいえるのではなく、他者に通じるようにそのエントリだけで閉じたユニット性をもって語れ、でなければ、ゴミということで、あとはゴミを自然にガーベッジコレクトする機能がシステム的にできえれば、まさに、増田こそWeb2.0なのだろう。
 ま、私は、だからというか、そういう発言をしないわけだ。
 が、私がなにか言いたいのなら、むしろ、増田的に言うべきなのだろう。