日経 春秋(2/2) : NIKKEI NET:社説・春秋 ニュース

「師」を白川静さんの字書で引いた。戦勝を祈願し供える肉と、その肉を切り分ける刀を組み合わせた字形で、供えた肉を切り取る権限を持つ軍長・将軍を原義とし「将軍は現役引退後、若者の教育にあたったので師は『せんせい』の意味にも用いる」とある。

 また白川静か。
 「師」の編の意味は「臀部」、つまり尻がもっこりということ。そこから「もっこり」の意味になり、小丘の意味になる。そこから軍隊の停留地の意味になる。旁はこれに「し」の音を与えている。音の意味も旁と同様に小丘を指す。
 先生の意味の「師」は借字。この意味の本字は「帥」。
 白川崇拝一派から攻撃食らう食らうの⇒極東ブログ: 白川静は「と」だと思う
 まあ、今ならこんなふうには書かない。
 上の説も一説に過ぎないとも言えるだろう(ただし方法論的には白川静より正当)。
 ただ、一般人が白川静をネタにエッセイを書くのはやめれと思う。