読売社説 [送油停止問題]「ロシアの信頼性がまた傷ついた」

 この問題はちと難しい。

 ロシアが、隣国ベラルーシ経由で欧州へ向かう原油パイプラインの送油を停止した。冷戦時代にも起きたことのなかった事態である。欧州連合(EU)議長国ドイツのメルケル首相が「受け入れがたい」と反発したのも当然だ。

 と、まとめられるのだが、欧州へは↓の経緯がある。これはポーランドの時とも同じ。

 ベラルーシは、自国を通過する欧州向けロシア産原油に関税を課す対抗措置を取り、さらに欧州向け送油を停止した。これを受け、ロシアもベラルーシへの送油停止に踏み切った。