日経社説 半導体復活への再挑戦

 台湾だからと勘ぐるわけではないがこの話は案外複雑かもしれない。
 執筆子は半導体のことがよくわかってないみたいだが、というか、半導体は物作りという側面とソフトウェア産業という両面がある。後者が台湾系の華僑が強い。ちょっと現場を離れたのでなんだが、現在のCPUは華僑が設計しているのではなかったか。
 日本人はなにか物作りということで勘違いしているみたいだが、半導体などはすでにソフトウェア技術の側面が強く、しかもその技術を支えるのはきちんとした工学の学習体系なのだ。
 十年くらい前だったが、大学の工学部だったかの論理設計の課程をちょっと覗いてみて、あれま、これでラッチの設計からアキュムレーターの設計とかできるようになるのかいなと思ったことがある。まあ、そのレベルはすでに機能設計なのでどうでもいいといえばそうなのかもしれないが、半導体のテクノロジーとの関連ではどうしてもべたな技術が出てくる(効率的なNAND変換みたいな)。ソフトウェアでいえばアセンブラレベルというか。ああいうところが米国人というか米留人たちは鬼のように強い。