なんだこれは朝P
2006年10月21日03時09分⇒asahi.com:「金総書記、再実験ない」と中国説明 日韓、慎重な見方 - 北朝鮮核実験特集
中国は6者協議関係国に対して、金総書記が唐委員に「再実験はない」と述べた、と説明した。
2006年10月21日21時56分⇒asahi.com:「金総書記、再核実験否定せず」 中国が米長官に説明 - 国際
長官はモスクワへの機中で同行記者団に対し、20日に中国の唐家●(●は王へんに施、タン・チアシュワン)国務委員と会談した際、「唐氏は、金正日(キム・ジョンイル)総書記が核実験を謝罪したとか、今後核実験を行わないと話したとは言っていなかった」と述べた。伝えられる金総書記の発言に懐疑的な見方を示したものだ。
ちなみ日経(23:12)⇒ 米国務長官「“再実験なし”発言、聞いていない」 : NIKKEI NET:政治 ニュース
ライス米国務長官は21日、「金正日総書記が核実験について謝罪し、『今後は絶対に実験を行わない』と語ったと中国の唐家セン国務委員は私には言わなかった」と述べた。北京からモスクワに向かう機中での発言としてロイター通信などが報じた。
ちなみにCNN Web posted at: 18:44 JST⇒CNN.co.jp : 北朝鮮が再度の核実験せずと確約の情報なし、ライス長官 ? - USA
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核実験実施や国連安保理が決議した制裁実行の問題などで日韓中を歴訪した米国のライス国務長官は21日、胡錦濤・中国国家主席の特使として北朝鮮を訪れた唐家セン国務委員(前外相、副首相級)らに対し、金正日・北朝鮮総書記が核実験の実行を遺憾とし、再度の実験は行わないなどと確約したとの情報は同委員から入手していない、と述べた。
ところでこれを思い出すべし、昨日の朝日新聞社説。
⇒北朝鮮制裁 外交が動き始めた : asahi.com :朝日新聞今日の朝刊-国際面
中国の唐家シュワン国務委員が北朝鮮を訪れ、金正日総書記に会った。核実験の後、初めてのトップとの接触だ。
会談の正確な中身は明らかにされていないが、金総書記が「再実験はない」とも述べた、と中国側は関係国に伝えている。この接触を手がかりに、対話による解決への道筋をつけてもらいたい。
なんなんだ朝日?
追記
折衷的NHK⇒“現時点で核実験計画ない” : NHKニュース
この問題の微妙さを考慮してあえて全文引用しておきます。
北朝鮮の核実験を受けて、中国の外交政策を統括する唐国務委員は、19日、ピョンヤンでキム・ジョンイル総書記と会談しました。北京の外交筋がこの会談でのやり取りに関する中国側の説明として明らかにしたところによりますと、キム総書記は、さらなる核実験に踏み切るかどうかについて「現時点で新たな核実験の計画はない。しかし、アメリカが圧力をかけ続けるなら、われわれも対応せざるをえない」と述べ、新たな核実験を駆け引きのカードにしながらアメリカの出方を見極める姿勢を示しました。これに対し、唐国務委員は「朝鮮半島の非核化は中国としては大原則であり、それに逆行する核実験には断固反対する」と述べ、核開発を放棄するよう強く迫ったということです。一方、北朝鮮の核開発をめぐる6か国協議について、キム総書記は「アメリカが金融制裁を解除することを口頭であっても約束すれば協議に戻る」と述べたということです。アメリカのライス国務長官は、この会談について「驚くような内容はなかった」と述べており、アメリカとしてはキム総書記の発言から北朝鮮の姿勢に大きな変化はないと受け止めているものとみられます。