コメントもトラバもしないがそれができないとなると光景も変わるものだ

 って感じがした。
 重要なエントリなんだが。すでに、これはもうブログではないなという感じがする。
 ⇒長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』:オウム事件被害者シンポジウム
 ま、内容が重要か。

 まさか、それだけではないはずだ、と調べてみてさらに呆然。被害者の方々は、肉親の失った悲しみを胸に教団幹部らを相手取り民事訴訟を起こし、15被告全員に対し勝訴した。そこで損害賠償は・・・なんとゼロ!教団は、民事訴訟を起こした5ヵ月後に破産。債権の届出は、被害者のみならず国や自治体からも提出された。債権者への配当率は当初たったの16%。その後、亡くなられた石井紘基代議士の尽力により国や自治体などを劣後配当とする新法や、オウム事件に限定された被害者保護法が成立し、事件の被害者への配当率は約3割となりました。しかし、まだ3割にとどまっており、その金額は、交通事故の場合の自賠責保険の金額にも満たないものです。
 しかも、この制度そのものが、教団に損害金を破産管財人へ支払うための経済活動を認めざるを得ない(つまり、結果として教団の存続を認める)ことになるという、被害者の方々からすれば到底受け入れがたいディレンマを内包しているのです。さらに厳しい現実としては、この中途半端な救済策ですら、債権届けを提出した被害者が1137人(全被害者のたった2割)にとどまること。

 「亡くなられた石井紘基代議士の尽力」に胸熱くなる。
 オウムの問題の巨大さ、それをネットで扱うときの様々なBogus。それのいくばくかはこうした制度の欠陥に根ざしている。