産経社説 古典暗唱 国語力再生に意義大きい

 もちろん、小学生とりわけ暗唱力の大きい低学年を対象とするときは、一字一句の語釈や文法に踏み込む必要はない。「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがあるように、繰り返し耳にすれば、難解な経文すらまるごとイメージのように脳に記憶される。口調のいい古典の文章を繰り返し暗唱すれば、暗唱行為自体が脳を活性化させるだけでなく、暗唱文が心の基層部に深く刻印されるのである。

 おまえらはカルトか。
 古典というのは私たちの父祖の言葉。父と祖父の言葉という日本史の時代感覚ができてこないとうまく定着しない。