カワセミ先生、残暑見舞い

 ⇒カワセミの世界情勢ブログ: 夏バテ中の雑記
 ご自愛のほどを。

 ここしばらくの報道を見ると、イランは自国の周辺のアラブ世界で影響力を拡大するということを一貫して模索しているという印象がある。そしてサウジやエジプトは警戒感はあれど、今の政治情勢では一定程度の影響力を行使されてしまっている。その意味で地域ローカルな構図としてはイランはそれほど粗雑に動いてはいない。

 そんな印象を受けますね。その意味で、今回のヒズボラの動向がストレートにイランの動向とは見えず、むしろイランにしてみると対中国的にもある種の自制が感じられます。ただ、私はこの問題はイラン内部の民主化というか世俗化のパラメーターが大きいかなという感じがしています。

ただし、散発的に発生するテロが政治的フラストレーションを高めていくのは間違いなく、その点を指摘している。パキスタンがインド統治部におけるイスラム武装勢力の活動を黙認(場合によっては奨励もあるだろう)し、政治的に利用することを危険視している。そしてインドの忍耐は長くはないだろうと。

 一般的な法則かもしれませんが、インドのナショナリズムというか歴史リヴィジョンみたいなものが始まりつつあるようにも思えます。