カネがあったら何に使うか

 暑いので夕飯はさっぱりとっつうことで寿司。食いながら、寿司っていうのはネタの値段が反映するもんだなと思う。ま、それでも青天井な寿司を食うわけではないので、そこそこ財布の声と相談して食えばいい。
 ってなことを思いつつ、カネがあったら何に使うかと愚問を考えた。邱永漢がカネについて、使う目的のないカネを貯めるんじゃないよと言っていた。
 何かしたいことがあればそのためにカネを貯めるのがいいのだろう。
 でなければ、ライフスタイルにどれだけカネがかかるかと考えればいい。ただ、ライフスタイルというのはかなりが見栄と自己憐憫からできているので、歳を取るとそれはそれなりの惨めさというのが出てくる。
 ただ、たいていはそのカネを維持するのになにかを犠牲するわけで、バランス。
 そういえば、以前たまたま見たテレビで家族がなにかにチャレンジして家族の夢を叶えるというのがあったが、見ていて思ったのは、庶民の夢というのは300万円だな、と。
 私について言えば、また本を捨てたのだが、本を捨てなくていいくらいの居住空間は欲しいなと思う。部屋を借りればいいしそのコストは計算できるのだが、書籍移動も顎が出る。
 それに死んでしまえば私の本などなんの意味ない。