広告が効かなくなる世界

 発端⇒[R30]: 「メディアイン」というパラダイム
 で、広告が効かなくなる世界とやら。
 それはあるのだろう、というか、意外ときっちり数字で見えるだろう。
 というか、米国ではすでにそうだろう。
 TVが大衆・広告メディアの王様という地位や戸配新聞という広告が消えることもないだろう、というのとどう整合が付くか。付かないかも。
 結果としてはテレビがチープ化しないとダメということになるのか?
 映画的なコンテンツが作り込みの最後の砦? とか言いながら実際には映画はすでにDVD市場で保っている。
 YouTubeでもそうだが、我々が1950年以降、映像メディアを持ちすぎたということかもしれない。どっかで著作権を変化させるという必要はありそうだし、まあ、米国の自然の流れが決めるだろう。
 で、戻って。
 広告が効かなくなる世界。そこまでいかなくてとも思うが、例えば、私はすでに広告は効かない。あるいは広告の意味を変えようと思っている。
 些細なところで。
 たとえば、アマゾン・アソシエイトだが、売れ筋のバナーとかブログに貼っても効果ないでしょ。あるいは効果があるのは特定のブログというかサイトに限定されるでしょ。
 アソシエイト(アフィリエイト)はもともとロングテール的なのだから、そうしたニッチをきちんと突いていくというか、信頼されるしかない。で、これが食えるラインになるのか?
 GIGAZINEが微妙な線で、あれだけ当てているからマスの土台でアフィリエイトで食えるか? ただ、実際のアフィリエイトの当て方は、ネタフルもそうだけど、信頼というよりはもっと醒めた感じだ。これ面白いんだけど君は違うならじゃ次、みたいな。たぶん、現状ではそれが一番最適ではあるのだろう。もっともこれをGIGAZINEみたいに医療分野までナイーブに出てくるあたりは困ったものだが(これははてなQも同じ)。
 れいによってまた以前の議論だが。
 新興宗教ビジネス論で、信者は500人いて年間2万円取れれば、小さく維持できる。月割りでいうと2000円くらいか。というと、あらぽく2万円の売り上げを出せばいい。
 と考えると、商品を媒介した形で2万円を出すというあたりですでに胡散臭い匂いがするあたりがいかにも新興宗教的というか、あるいは町中のおばさん向け仕立て屋的。
 むしろベタに2000円か、あるいは1000円で信者(囲い込み)を1000人に上げればいいのだろう。
 と考えると。
 実際は出版もそのビジネスモデルになっているか。違うな。売れて4000部。2000円の本で80万円。つまり、これでは食えない。
 などなど。