日経春秋

 ⇒春秋(5/15)

 那覇市に住むエッセイストのゆたかはじめさん(78)はその先駆けだろう。本名は石田穣一。東京高裁長官まで務めたエリート判事だった。ところが1993年、退官を機に沖縄へ。「法曹としても全力を尽くした。でも、それとは無縁の第2の人生を演出したんですよ」。日焼けした顔にゆったり笑みが浮かぶ。

 那覇市に市電をぉおお!