朝日社説 利上げ 用心深さが求められる

 どってことない無内容に近い社説だが。

 限りなくゼロに近い預金金利に不満をもつ人が多いのは当然だが、物価が年1%下がるということは、実質的に1%の利息がついていたのと変わらない。
 ここにきて物価が上昇に転じ、お金を寝かせておくだけで得するような状況ではなくなった。みかけの金利から物価の上昇率を差し引いた「実質金利」はマイナスとなり、預金者が不利になる一方で、お金を借りる人には有利な状況になっている。
 企業にとっては、借金をして設備投資をしやすい環境である。資金が土地や株式への投資に回りやすい状況にあるともいえる。
 この「超金融緩和」を長く続けすぎると、生産設備が増えすぎて後で困ったり、バブルを招き寄せたりする危険が高まる。実力を大幅に上回る成長を続ければ、その反動も大きくなりがちだ。日銀が「展望リポート」の中で警戒しているリスクである。

 いわゆる実質金利の解説っていうことだが、それよりバーナンキ僧正のドル下落話から日本にカネが流入するバブルのほうが大きいのでは。