産経社説 山手線トラブル 求めたい検証の積み重ね

 原因は線路下で実施されていたトンネルの拡幅工事で、枠組みの鋼管内に注入したコンクリートの圧力が高すぎて鋼管が持ち上げられ、その上にある枕木や線路が隆起したとみられる。
 この工法はJR東が平成十一年に開発した。安全性や工期短縮ができる利点があり、特許も取得している。このため、他のJR各社、民間鉄道会社でも広く使われている工法という。
 だが、今年二月に山手線で、今月二十一日には青梅線で同じ工法によるトラブルが発生している。山手線は鋼管を貫通させる作業中、上にある敷石が沈下した。青梅線は今回のケースと同じくコンクリート注入中に、線路が隆起したという。

 現場では予測があったのではないか。ガンバレ国鉄マン。