日経社説 パリは改革に燃えているか

 英国やドイツの若者の失業率は10%台だが、仏では22%に達する。構造的な失業問題は、既得権者に有利な保護政策では解決できないのは明らかだ。ドビルパン首相が目指した構造改革は基本的に正しい方向であり、米英や日本の感覚では法律の内容は手ぬるい印象すらある。
 「労働者天国」とも呼ばれるフランスだが、経済グローバル化の大波から逃げることはできない。労組と交渉にあたるサルコジ内相は市場主義者を自任する。国民の痛みを伴う改革を貫いてこそ、将来の国益を担う次期大統領の有力候補と呼べる。

 そういうことなんだがな。
 日経にしてはきちんとした社説でした。