イチネタ なにがホリエモンの犯罪なのか
⇒堀江社長 逮捕 2 さるさる日記 - 泥酔論説委員の日経の読み方
では何が問題なのか、検察が押収したとされる「不正取引の構図」(チャート)によればこうなります。
1 投資事業組合の株式売却益がライブドアに還流(利益の付け替え)
2 ライブドアマーケットの業績水増しと株式分割で株価つり上げ
3 ライブドアは投資事業組合を実質的に運営
4 株式交換で新株発行
5 マネーライフへ買収資金を株でなく現金で払った
と、順に説明されている。
そして。
こうやって一連のセンセーショナルな「不正」とか「違法」だとかを精査してみると、検察の構図どおりの公判が維持できるのか、どうも疑問があるんです。
「報道されない事実は存在しない事実であり、報道された事実が独り歩きする」(高橋文利著「経済報道」)
検察のリークが「事実」かどうか、メディア自からが検証すらせず断定するのは危険であり、ましてそれが独り歩きするのは明白なのですから、面白がって世論を煽るだけでなくもっと慎重であるべきではないでしょうか。
そのあたりを専門家がきちんと言うべきなのではないかと。