ブログとジャーナリズム……

 という話はいつも空疎なメタになるなと思う。
 自分のブログもそろそろ終わりかなとふと思って、ぼんやり、過去に書いたことを思い出すと、いくつかはジャーナリズムの補完はしてきたような気にもなったが、別段評価もされなかった。いや、十分な評価だったのか。よくわからない。いずれにせよ、自分がジャーナリズムと思ったものと日本の実態は違うのかなという思いもあり、それはそれで日本のメディアのマーケットに合致したものでもあるのだろう。
 さらにぼんやりと考えて、こうしたある種の孤立感というか、悪くないかもしれないなと思った。
 私は孤独な少年だった、とても。そして孤独な大人になった。ある意味で孤独は終わったが、ある部分は私の本質的な孤独だった。そこにいつも立ち返る。
 ああ、私は、うまく言えないが、なにも信じない。信じたいと思ったり、部分的に信じたり、つまり人を信頼というのはある、が、究極のところでなにも信じない。宗教なんてさらに。理想も信じない。もちろん、理想に価値を認める。
 しかし、私は、無になる。そのことだけを信じてるのかもしれない。