イラク戦争のこと

 カワセミさんの⇒カワセミの世界情勢ブログ: ブッシュ大統領のイラク政策に関するテレビ演説

私はブッシュ大統領イラク政策にほぼ賛同する立場だ。正確にいうと当初からではなく、イラク戦争開始時は6割の賛成だった。現実の厳しさに、クリントン大統領時のソマリアみたいに放り出すのではないかと思ったからだ。しかし、その後の対応を見ると、虐待事件や治安維持の問題などがあったが、一貫して最後まで推進するという姿勢は明確になっている。それでほぼ100%の支持をするようになった。もちろん私はアメリカ人ではないし、その政策を受け入れるかは結局はアメリカ人の判断によるものだ。無責任な部外者の見解でしかない。

 私はどうだったか。
 私は開戦に賛成していたわけではなかったし、反対もしていなかったと思う。この問題についてかつてブログなり日記で書いたことがあっただろうかとこのごろ思い出す。あるいは賛成だとか書いていただろうか。思想的には賛成に近い面はある。どちらかといえば賛成だとしていたとも思う。
 過去を忘れているのかもしれないが、あの頃問われていたのは、日本はどうするべきかということだった。その意味で、日本は明示的には参戦していなかった。以降の派兵(派遣)についてはどちらかといえば賛成だったというか、選択の余地など日本にはなかろうという立場だったと思う。
 その後の占領の不備については苦々しく思った。なんて米国はドジなことやってやがるのかと。
 しかし、なんというかこの問題は非常に錯綜しているのかもしれないとも思うようになった。日本ではあまり関心を持たれないが、対シリアの米政策の関連である。
 いろいろ言えば言えることがある。が、ブログで言いたくはないなというのが最近の心情でもある。
 なので、カワセミさんがストレートで、しかも、くっきりと述べられるとまず敬意のような思いはわく。
 ただ、私の意見はというとやはりそう単純なものでもない。
 少し話がずれるが、石油高騰とそれに続くロシアの台頭はある意味で予想外だった。これがイラク戦争後の波及なのではないかと思うのだが、そういうビジョンについて見たことはない。さらに余談だが、中韓についてはかなりどうでもいいように思うようになってきた。もちろん、中国がどうでもいいわけはないのだが。