生活保護関連で…

 コメントもろた。
 で、反論とかではないよ。単純な疑問というか。
 ⇒極東ブログ: 生活保護は国がするのか地方がするのか

>昭和六〇年の生活保護者の人口が現在と同じというあたりだ。
昭和60年と平成16年の総人口に対するパーセンテージでみないと(笑
今、問題になっているのは、日本の生活保護者が一時的な受給者ではなく、死ぬまで受給者になっているということ。つまり高齢者の受給者が増えているということ。しかも平均寿命(専門的には平均余命と言った方がいいかも)は延びている。

 ええと素朴に疑問だが。20年前の日本と現在の日本とで総人口に対するパーセンテージに質的な違いはあるのだろうか。というのと、その後10年後の減少をこの視点は説明できているのだろうか。(笑、でちょっと笑えない、よ。
 次に、「日本の生活保護者が一時的な受給者ではなく、死ぬまで受給者」というのが、この20年の差異なのだろうか? その点のおソースというか、社会構造の変化は、社会学的に議論されているのだろうか。
 たぶんそうだろうなとは思うけど、この問題も平成7年時点を含めた社会学的な議論の枠がないと、実際にはなんともいえない。いちおう露悪的に方法論的にいうと、20年前も死ぬまで受給だったのではないの?
 ただ、大筋で、平均余命の問題というのはわかりやすい。(けど、平均余命もそれほど20年前と質的な差異はないだろうと思うが)。
 ほいで、とかいいながら、問題は、平均余命じゃない別の社会構造ではないのか?
 いずれにせよ、20年前、と、現在、の二点ではなく、10年前の減少変化点について、その変化をもたらした要因のダイナミズムがうまく解明されてないと思うのだが。