今日の新聞各紙社説は…
特に読むべき社説はなし。夏休みなのだろうか。社説がアポトーシスしたかみたいな風景。
産経がかろうじてガザ撤退を取り上げたがあの程度。
ちょっと下品な言い方だが、みなさん、小泉が靖国参拝すると思ってわくわくしていたのか。あほくさ。するわけないじゃん、公明党の票がかかっているし、それ以上に話を複雑にするメリットがない。小泉は損得がわかる勝負師なんだし、と、損得だけで動かない大勝負がなかなかよいのだが。
あと、俺がいうとなんか誤解のタネになるかもしれないけど、ま、いちおうブログ史的にということで指摘しておくよ。切隊さんの
⇒切込隊長BLOG(ブログ) - イジメじゃない、これは戦争なんだ
・「参拝しないと思う。友党に配慮するならそういうことはしないと思う。そのように確信している」(公明党・冬柴鉄三 幹事長)
政治的立場を考えるとこのように言うほかないという見本のような発言。しかし、今回の選挙、そして靖国神社参拝が現実のものとなると冬柴氏本人の政治生命が危ないということは理解しているのだろうか。小泉首相といえば、春先に公明党要人との会合のなかで遣り残したことは三つ、郵政改革と靖国参拝と自民党を壊すことだ、と語ったのが報じられた。が、郵政改革は着手した、自民党も今回で壊れるだろう、さて靖国参拝はどうなのかと考えると自ずから分かりそうなものだが。本当に勝負勘がないのか立場的配慮を優先しているのか分からん。
8.15という明示はないけど、一応文脈としては、ハズシとしていいでしょ。(ま、衆院に勝てばどうかなとは思うが。)
くどいけど、批判というのではなく、ブログの精度へのフィードバックの問題提起として。
ブログはできるだけ賭けに出るべきだし、ハズシはハズシで価値がある。
●日経社説 首相は言葉より行動で示せ
おや、こちらにおいでか、中国様。
●日経社説 人事院勧告受け地方も給与構造改革を
内容なし。
●産経社説 ガザ撤退 中東和平がかかっている
内容なし。
●産経社説 靖国神社 広く国民が参拝する場に
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●毎日社説 戦後60年談話 首相は言葉の重み忘れずに
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●毎日社説 官の給与改革 政治が決断して削減せよ
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●読売社説 [公務員人件費]「各党は削減へ目標と手順を示せ」
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●読売社説 [小泉首相談話]「軍国主義への回帰はあり得ない」
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●朝日社説 マニフェスト 有権者への重い契約だ
くだらね、だが、ちょっとだけクリップ。
郵政民営化が論点となるのは当然のことだが、それだけで終わっては困る。どうにも気になるのは、与野党とも「国民の負担増は致しません」の大合唱であることだ。
770兆円に達した国と地方の長期債務は、各党が声をそろえる「無駄遣いの削減」だけで解決できないことは誰もが感じている。年間1兆円ずつ増える社会保障の費用をどう賄い、制度を維持していくのか。増税の可能性も含めて、国民が痛みから逃れられない難題だ。
ちと突っ込むとそうした批判をしてたのは朝日も同罪。
そして、ちょっと朝日はおつむが悪げ。
●朝日社説 61年目の出発 首相談話を生かしたい
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