今日の新聞各紙社説は…

 どれもこれも終戦記念日。かろうして産経が読めるかくらい。
 ちなみに昨年の⇒極東ブログ: 終戦記念日の誤解
 それと。
 靖国とかがたがた言うまえにこういう現実はどうなんだよ。
 ⇒ノモンハン事件の戦没者遺骨、祖国へ

1939年に旧満州(現中国東北部)とモンゴル国境付近で、旧日本軍と旧ソ連軍が武力衝突したノモンハン事件戦没者の遺骨8柱を、厚生労働省の職員らがモンゴルから持ち帰り、11日に東京都千代田区千鳥ケ淵戦没者墓苑で引き渡し式が行われた。

ノモンハン事件の日本側の戦死者は約8000人とされ、うち約4500人は旧日本軍が収容したが、残る約3500人の遺骨は現地に残されたままと推定されている。

●産経社説 終戦記念日 分水嶺となる戦後60年 総選挙が絶妙に用意された

 まぁ、読めるか。

 首相の靖国参拝は「軍国主義復活」と言われても、実際の日本は六十年の間、一度として他国と戦わず、国連や世界銀行など国際機関を支え、途上国経済援助は十年間世界一位だった。
 この間、中国は朝鮮半島へ出兵し、金門島を砲撃し、インド、ソ連(当時)、ベトナムと戦端を開いた。内にあっても大躍進政策文化大革命天安門事件と多数の国民を死に追いやり、窮乏、悲嘆の淵(ふち)に陥れた。いまは経済力の発展に伴って、急速な軍備拡大を続ける。
 
≪「展望」の変化の加速を≫
 少なからぬ日本人は、反日デモなるものは日本の国連安保理常任理事国入り反対に歴史カードが使われたためと見た。すでに日中関係は、東アジアにおける戦略的競争・対立という新しい段階に入っているのである。
 変化する国際情勢の下、イラクサマワへの自衛隊派遣は日米同盟を緊密化させ、現地住民に感謝されている。だが同時に、駐サマワ自衛隊が他国に治安を委ねながら、その他国はもとより自分自身さえ十分に守れない現実も直視しなければならない。