人民元切り上げ、キターというほどでもないが…

 昨日のこのあたり

 一方、人民元改革の影響に関しては、「かなり大きな金額(資金)が中国にたまっているので、今後、仮に自由化したときに、為替がどちらに動くかは、実はかなり難しい話だ」と指摘。その上で、「短期的には、これだけの期待感も高まっているので、人民元が高くなるのは間違いない」と予測した。
 ただ、中期的には、流入資金が利益を確定して国外に引き出される可能性があり、「実需で置いてある金なら引き出しはあまり多くならないが、スペキュレーション(投機)で入っていた金のウエートが大きいとすれば、これ以上、中国の為替の変動がない、あるいはしばらく先に延びると思った瞬間から、ドルなり、ユーロなり、円に戻そうという動きになる。そのときには人民元は安い方に振れる」との見方を示した。

 ということで。

 こうしたことから、「できあがりの姿として、人民元がどちらになっているかは、引き出しが始まったときの中国の経済の本当の意味の健全性が、日本や米国と比べて、どうなっているかによって決まってくる」と語った。

 希望的観測折り込み? ちなみに、2004年の個人の外貨流入額は39億5600万ドルに対して、流出は9億6400万ドル。
 直関連ではないが、人民元切り上げがどんな悪影響をもたらす可能性があるかについては…曖昧だけど…
 ⇒極東ブログ: ヒューストン、何かおかしい(Houston, We have a problem)