今日の新聞各紙社説は…

 カード話だが、どうしてこう素っ頓狂なのだろう。使ってないのか、爺。
 慰霊の日だの沖縄戦だの、取って付けただけの小話すんじゃねー。
 と。
 で、介護保険と税制だが、ま、漸進するしかないのではないか。できるだけ、新聞は地べたの声を聞くようにというか、生活感なさすぎ、お前ら。
 と、放言で終わるのもなんだが、アホネタはあほ過ぎるし、考えるべき問題は難しい。

●日経社説 米越新時代の光と影

 この筆者は戦後生まれか。
 もうちょっと陰翳があろうものを。ボートピープルは華僑だよとか。

●日経社説 沖縄戦の教訓をどう生かすか

 この執筆者は馬鹿か。

現実の国際政治のなかで平和を維持するために戦後の日本が選択したのは日米安保体制だった。自衛隊が創設され50年以上過ぎたが、ひとりの戦死者も出していないし、相手を殺傷もしていない。それが戦後日本の選択の結果なのだろう。

 その安保で沖縄は苦しめられてたのだよ。
 沖縄の基地は、安保によって本土から外国である沖縄に戦後移転したのを知らないのか。
 戦争と現在の二項を連結してしまってその間の沖縄史のことをなんも知らない馬鹿が多すぎ。
 読めや⇒「沖縄戦後史」

●産経社説 カード情報流出 利用者自身も防衛意識を

 特になし。

●産経社説 所得課税 二兎追う者は一兎も得ず

 ま、よいのではないか。面白くはないけど。

●毎日社説 介護保険法改正 不断の見直しで財政の改善を

 読売よりはましかな。
 現場感がないなと思う。

●毎日社説 カード情報流出 管理が甘かったではすまない

 ありゃ、ここもか。
 クレジットというのは素朴に「信頼」なわけですよ。「こんなものは買ってませんよ」「そうですか、了解しました。これからはもっとご安心してご利用いただけるようにします」という会社だけ生き残ればいいだけのこと。というか、そういう利用者に限定してもよい。

●読売社説 [カード情報流出]「不正利用の防止へ総点検せよ」

 他紙に遅れて書いてみましたネタ。
 取材するか現場の記者の話を聞いてごらん。

●読売社説 [介護保険改革]「『予防給付』で肥大化が防げるか」

 だめでしょ。
 で、どうするかはもっと問題が深刻になってから考えるわけですよ。
 しかたないでしょ。

●朝日社説 所得課税 引き上げを考えるなら

 これはネタか。

 たしかに所得税のあり方を考え直す根拠はある。
 日本では所得税による税収が欧米に比べて低い。課税の対象となる所得に対して10%から37%まで4段階の税率がかかるが、所得税を支払っているサラリーマンの8割以上が10%のグループである。「配偶者」や「扶養」「給与所得」といった控除制度があり、課税所得が小さくなるからだ。
 収入の格差が拡大してきたといわれる。消費税と違って所得税は高収入の層から、より多く徴収する原則があり、所得を国民の間に再配分する性格を持つ。この機能を生かしたいなら、控除の整理は避けられないだろう。
 共働き世帯の増加や少子化で、「夫婦子供2人」を基本にした所得控除は社会の実態にそぐわなくなった面もある。その一方で子育て家庭については、政策面での支援策と歩調を合わせて税額を控除するなどの配慮が欠かせない。生活の変化に合わせた制度が求められている。
 そうした理屈は分かっても、納税者の多くを占めるサラリーマン層はどこまで納得するだろうか。