今日の新聞各紙社説は…

 排ガス浄化装置(DPF)まわりの三井物産不正がいちおうテーマか。のわりに、読売、毎日、産経がスルーというのはどういう裏なんだ?
 気になる話題は朝日の都市(っていうか東京)の不動産市場の話だが、もうちょっとすっきりいかないのだろうか。
 朝日の社説は酸鼻なのも多いが、今日みたいな日、産経、読売と比べると、それなりに格式みたいなものはまだあるように思う。

●日経社説 「領土」含め日ロ関係前進を

 こうなるとあほを通り過ぎて邪悪。
 せめて奥田の心情も察せよ、大人なら。

●産経社説 マイケル評決 これが裁判員制だったら

 論旨はどこに行った?

●産経社説 空の安全 人為ミスの連鎖断ち切れ

 ま、も、いいでしょ。
 なんか、でも、こうした文章のトーンに悪魔的なもの(惨事を待つ)心性が感じられて私はいやだな。

●毎日社説 航空機の安全 ああよかった、では済まぬ

 これもあまり言及せぬがよいのだけど、またJR西みたいに叩きたいわけだよ。そういう問題かというとそういう問題な面はたしかにあるしね。しかし…。

●毎日社説 イラクと米世論 本気で米軍撤退を望むのか

 これが、ね、お馬鹿な社説なんですよ。
 なぜかはあとで別エントリでちょっとふれます。

●読売社説 [大阪市ヤミ専従」「ゆがんだ労使関係を早急に正せ」

 これはこんなレベルでいいんでねーの。
 もっと他もつついて欲しいけど。
 ってこれ以上言うとまた筆禍だが。

●読売社説 [金大中訪朝5年」「変わったのは韓国の方だけだ」

 ま、そうなんだけど、なんかもうなにをか言わんでもあるな。言わん、言わんの馬鹿ぁとか(オヤジ入り杉)。

●朝日社説 不動産市場 神話が崩れたあとで

 後半からオチのところでヘタレたが、問題提起はこれでいいんじゃないかって、バブルだぞぉ狼老人というわけではないが。
 だれだったか、このマーケットのプレヤーが若くて困るんだよと言っていたが、そういう面がある。
 古典近代的な世界でいえば、ホリエモンなどは中江滋樹化というかたちかもっとやばげな形で淘汰される。のだが、そうならない。
 ま、ちょっと問題がそれた。
 当方も朝日以上のオチがないのでしまらん。

●朝日社説 三井物産 ごまかしの被害は甚大だ

 テーマはこれね⇒finalventの日記 - 今日のイチオシのネタはとくになしかな
 R30さんもこれとか⇒[R30]: コンプライアンスで問題を起こす企業の特徴
 でだね。
 私は、問題はこーゆーことじゃないと思うのだよね。もちろん、三井物産がぁというが違うよというのではないけど。っていうか、それって、書きやすいわけじゃん。ってか、JR西問題と同じフレームで、実は、このプロブレマティックスというのがそれ自体思考停止っぽい。
 じゃ、どうよ、なんだけど、問題は、時間が限定されているともあるのだが技術的にむりげというのと、もう一点、こんな技術ってどうよ、というのがあるのではないか、と。
 おめーがちゃんと書けよと言われるとギャフンなんだけどね。
 この問題は、いろいろ裏があるだろうけど、技術的な部分がまず鉄板だと思うのだが、むしろ、報道だの論評はそれを隠蔽するように機能しているのが、ナイスです。