今日の新聞各紙社説は…
さて。朝日と産経が仲良く企業防衛のネタをご披露。どうでもいいよ。
さて。とくに全体的に思うことはないか。
なんか重要な問題を忘れているような気もするが。
●日経社説 石原氏の怠慢が招いた混乱
裏がありそうだけど、ま、これはそうかなという感じがする。
●日経社説 在日米軍の再編は本当にできるのか
刺激的な標題だからマジで読んじゃったじゃないですか。
普天間基地移転問題についてきちんと現地で調べてごらんなさいな、新聞社なんだから。レベル低すぎますよ。どこに取材するかわかんなかったら、まず下地幹郎へGO!
⇒沖縄タイムス 特集 安保の現場から・米軍再編を追う
●産経社説 企業防衛策 積み重ねがルールになる
こりゃ、もうネタですな。
●産経社説 年金新組織 国民の厳しい目が必要だ
これは見ている先が明後日ダンス。
システム設計段階で間違っているのに誠心誠意パッチを当てまくっても無駄無駄。
●毎日社説 日中ガス田協議 しっかり構えて、あせらずに
これも面白い。
二つ目は、エネルギー戦略の面でこの海域のガス田開発が日本にとってメリットがあるのかどうかという問題である。経済の急成長に伴いエネルギー確保が死活問題となっている中国のガス田開発は、採算を度外視した軍主導によるものと言われる。
しかし、日本にとっては採算がとれる事業なのかどうかはっきりしていない。海底資源に関するデータが不足しているからだ。
まず、常識的に言ってパイプは日本側にはひけない。
採算性については、以前切隊さんが面白いコメントをしていた。不確実な情報であれ、ああいうコメントがちょっろっとネットに露出するのは面白いのだが、そういう露出を危険視する勢力も大きいわけだ。
それあと、毎日は意図的な無知なのかわかんないが、この問題の本質は日韓なんだけど。
⇒極東ブログ: 日本の排他的経済水域に関連して
●毎日社説 警察と「裏金」 一課長の責任追及で済むか
これは毎日の言い分が正しいだろうな。警察なんとかなんないのかねと思う。
●読売社説 [市場化テスト]「準拠法を欠いた『試行』の限界」
例えば社保庁が実施した、東京地区の厚生年金保険と政府管掌健康保険の加入促進事業の入札だ。8者が参加し、厚生労働省の認可法人が1円で落札した。
入札価格の対象は、未加入事業所の確認作業に支払われる「基本報酬」だ。別に、新規加入者の獲得件数に応じて「成果報酬」が支払われるため、受託者の努力次第で採算はとれる。採算割れを前提にした独占禁止法違反(不当廉売)には当たらない、と社保庁は判断した。ただし、この法人は、既に20年にわたり、社保庁の未加入業者の確認作業を代行してきた。3人の理事のうち1人は社保庁OBだ。1円入札は“既得権”を確保するための奇策、との見方もある。
この事業に限らず、今回の試行事業の入札実施者はいずれも所管省庁だ。入札の内容をチェックする評価委員会も、所管官庁の下に設けられた。
なるほどね。よくあることなんだけどね。
チェック・システムが機能しないようにできているわけだ。
NHKもそうだったし。
ここでこっそり言うのだが、実は、ちょっとその端くれに関わったことがあるのだけど、動けないもんなんですよ(渦中にいると萌えるんですが無駄無駄)。と、さて、こうした問題はどうしたものか。
たぶん、市民グループなどが地味に突き上げていくべきなんだろうが、そこが旧来の左翼的なものにきゅーっと取り込まれていくというのが問題のようにも思う。でなければまたまたS学会だ。これが地面に降りてみると洒落にならない勢力。
平和とか反戦とか環境とか男女格差とか…そんなの知らないです、入札をきっちりさせましょう、みたいなグループがなかなか存在できない。
●読売社説 [道路特定財源]「一般財源化を基本に見直せ」
よくわからないのだが、巨額の剰余金が問題ということか。カネがあるとつい話題、と。
さらによくわからないで言うのもなんだが、道路行政はただの土建屋以外にいろいろ整備する余地が多いと思う。信号機の効率とか。
●朝日社説 日本脳炎 接種中止、もっと説明を
基本的にワクチン全体に言えること。制度化しすぎてどうしようもない。
それと
もちろん、油断はできない。西日本を中心にウイルスに感染した豚のいることが確認されている。中国や東南アジアなどは依然として流行地域だ。
ネパールがひどいんだけどね。
●朝日社説 買収防衛策 まず株主の同意から
特になし。朝日が書いているというところが自虐ギャグというわけでもないだろうし。