今日の新聞各紙社説は…

 朝日の社説が2つともなんかごちゃごちゃ変な議論だった。大学入試向きかもしれない、むずかしいから。
 朝日の鏡像のように産経も変な議論。ま、このあたりはお約束。
 庶民の立場で、なにが問題でしょうかねと再考するによくわからない。というか、別の話題はないのか、というか、振り返ると、若い人の視点の問題意識というのが社説ってのにはないものだな。

●日経社説 銀行はよみがえったのか

大企業の銀行離れが進むなかで、大手銀行は個人向け業務に力を入れるところが多いが、超低金利下で本当に個人が満足できる金融商品・サービスを十分に提供できているだろうか。相次ぐ経営統合で銀行店舗が減り、不便になったと感じている利用者も多い。金融庁ではなく、利用者のほうを向いた「普通のサービス業」への脱皮が求められている。

 庶民としてはそんな感じ。

●日経社説 検討に値する道路財源の使途見直し

 ちょっとテクニカルなんでわからん。大筋であっているのか、も、よくわからん。

●産経社説 日本海海戦100年 考え直したい戦いの意義

 歴史の子細はそう単純なものでもない。というか、単純化すれば幻想化するだけで、そして昭和の初期はその幻想でトチ狂った。

●産経社説 内政干渉問題 中国の詭弁は通用しない

 私は、靖国問題は内政という「政」ではなく、政争の「政」とは思う。中国の言い分は馬鹿げているが、それに産経みたいに応えるものもどうかと思う。

●毎日社説 JR事故1カ月 地道に安全対策を尽くせ

 あれです、わたし的には、「地道に原因解明を尽くせ」。全然、原因わかってないと思う。

●毎日社説 民主党 審議拒否なら覚悟を固めよ

 この件について、民主党、どうでもいいよ。

 岡田克也代表が「将来的には郵貯簡保は民営化が望ましい」と言いながら、一致して具体的な対案を出せないのは、労組系を中心に民営化反対議員も多いという党内事情だろう。審議拒否戦術を選択したのは、強硬路線を唱える小沢一郎副代表への気兼ねではないのか。そう国民の多くも見透かしているはずだ。

 そんなに民主党に関心もってねーって。

●読売社説 [歴史教育問題]「教科書も読まずに批判するとは」

 そりゃそうなんだが、言うに大人げない。

●読売社説 [大手銀行決算]「公的資金の完済が最終ゴールだ」

 単純になにを言っているのかわからない。

 偽造カード問題では被害救済に冷たい銀行の対応が利用者の怒りを買っている。今後は、公的資金注入を容認した国民への“恩返し”という意味でも、利用者を大事にする一層の努力が必要だ。

 ゴミ預金者にもっとティッシュペーパーを?

●朝日社説 イラク再建 スンニ派にも参加の道を

 ようするに武装闘争をするスンニ派を認めろと(武装闘争をしないスンニ派もあるが)。革命は銃口から生まれる、と、ではないだろうが。
 日本のいわゆるイラク・シンパはスンニ派チャネルなんでこんなのばっかし。

 米軍は今月初め、イラク西部で武装勢力に対する大規模な掃討作戦をやって100人以上を殺害したと発表したが、その効果が表れているようには見えない。

 そこは疑問。

●朝日社説 米国産牛肉 論議はこれから本番だ

 話が未整理で、めちゃめちゃ(NHK用語)。