最後がおちゃらけにしてあるが…これはとてもよい本だったと思う…

「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・



著者:中島 義道

販売:角川書店

価格:\600

媒体:新書



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 今も時たま考えるのは、カント流の、いかなる場合でも真実を言う、という命題だ。
 まさに哲学というのは実技なのだが、そのあたりは、いわゆる「哲学」学とはまるで異なる。
 ヴィトゲンシュタイン的な生き様に惹かれる人が、往々にして、哲学学に陥ってしまう。
 哲学実技の最大のポイントは、なによりも真理を求めるということであり、じゃ、それで生きてみ、っていう恐ろしいことでもある。
 単純な話、生きられないのだ。