朝日、マッチポンプはNYTの大西に頼むんだ…

 ⇒呉副首相会談キャンセル、海外メディアも注視

 台湾では、呉副首相の突然の帰国は中国の「外交失態」(自由時報)と位置づける見方が目立っているが、同じく台湾の中国時報は「副首相訪日に込められた『関係改善の手がかりに』という北京のメッセージが分からない小泉外交の愚かしさ」と書いている。

 日本人が「中国時報」を知らんと思うてからに…。
 ⇒東アジアの政治摩擦とメディアの構造

台湾の大手の新聞は、与党系、野党系に色分けされ、それぞれの陣営の主張やその主張に有利な情報だけが大きく扱われ、公平な議論を提供する場になっていない。事実報道と言論が混同されている。
 日本でよく知られる「聯合報」「中国時報」は実は外省人が経営する野党系新聞であり、これに対して本省人に人気があるのは「自由時報」である。
今年八月、実は、私と矢吹晋教授は、中江要介元中国大使ら長年中国問題の勉強会を開いているメンバーとともに、台湾に取材旅行をした。その際、李登輝氏にもインタビューしたが、李登輝氏は別れ際に「台湾の新聞は信用してはいけません」と語り、とくに「聯合報」「中国時報」の名前を挙げた。もちろんこの新聞が国民党寄りで、現在の李登輝氏の立場に批判的であるからだが、しかし、新聞としてはそれなりの発行部数を有して影響力を持っている。