今日の新聞各紙社説は…

 しいて主要な話題とすれば人民元と経常利益増ということか。文字数の制限はあるだろうけど、どっちも、なんか薄い社説が多かったようにも思う。じゃ、おめーさんはどう?というと、さしてすっきり言えないのだから、あまりコメントにもならないか。
 形状利益増といっても、トヨタがその10%ってこと。弱電についていうと、まさに経営努力で分かれた。私の印象では、好機に乗って見えづらいけど、実は、企業は経営がまさに問われる時代になったなと思う。ま、一般論過ぎるかもだが。
 人民元については、そもそもソフトランディングが可能なのか識者の本音が聞きたいよである。

●日経社説 「みどりの日」が「昭和の日」に

 くだらね。
 ところで、

 新約聖書には「安息日は人のためにあり、人が安息日のためにあるのではない」とある。「みどりの日」を「昭和の日」にすることは、別に歴史を逆戻りさせるものではない。

 この聖書の部分(マルコ2-27、28)だが、日経の執筆者にこの意味を理解せいというのはなんだが、毎度毎度困ったものだ。
 と、Googleで見たら、ちょっと偉そうに聞こえるけど、あちゃぁ、みなさん、ぜんぜんダメダメ。
 ⇒Google 検索: 安息日は人のために
 ちなみに、原典(日本語)はこれ。

また、彼らに言われた、「安息日は人のためにあるもので、人が安息日のためにあるのではない。それだから、人の子は、安息日にもまた主なのである」

 ポイントは「人の子」。
 ヒントは、同じく、マルコ2-10。

●日経社説 利益分配問われる上場企業の好決算

 こうした条件が揃うのは短期的な問題でしょ。

●産経社説 みちのく銀行勧告 情報生かせる環境整えよ

 ディテールがわからないので、一般論でコメントしても虚しい、ので控える。

●産経社説 常任理事国入り 正々堂々と実現目指そう

 結果論的には賛成、というか、長い目で見れば、中国のためにもなる。
 放言だが、国民国家というのは適正サイズがある。EUはどうも転けそうだがそれでも実質EU連邦下のステート化しているように、だいたいにおいて、民族という概念は2000万から4000万人が上限ではないか。つまり、教育と地域的な互助が及ぶ限界でもある。というわけで、中国はいずれ州に解体するしかない、という長期ビジョンで見ていくしかない。という意見が反中国のように受け取られる日本の空気はあるが。ついだけど、朝鮮も統一朝鮮が出現すれば、その国の維持は難しいかもしれない。というか、韓国だけですら、その上限サイズの問題に悩んでいるということではないか(ソウルに集中しすぎでもあるが)。
 インドネシアなど東南アジアの人口の大きな国はある近代化の水準までは軍政はしかたない面もあるだろう。
 顧みて日本はどうか? 当面、8000万人くらいの国家に縮退するというビジョンだが、それでもサイズとしては大きい、というか、実際は、東京域にその半数が集中するか、あるいは中部域に薄く伸びるかして、実際は、旧日本と新日本に分化するだろう。
 …話がそれた。

●毎日社説 エイズ 予防教育と検査で拡大防げ

 これですね、献血のときの検査に入れればいいんですよ。献血のシステムがもうもう牛さんになっているので、そんな提言できっこないですが。

●毎日社説 視点・人民元改革 米国の圧力は身勝手で逆効果だ

 標題を見て、何か手の込んだ悪い冗談かと思ったが、個々の議論の断片はおもろい。

中国政府はすでに人民元改革を行う意向を表明している。そのタイミングを見計らっているところだ。あまり性急に圧力をかけるのは生産的でない。米国が声高になればなるほど、元切り上げの思惑が強まり投機資金が中国に流れ込む。その結果、中国政府の政策変更の自由度が減殺される。

 ま、そゆこと。
 だから、一部で騒いでいわるわけだが。
 だから、毎日がこういうのはブログだったら、笑ってなんぼ、★5つなんだけど。
 それにしても。

中国の判断を待つべきである。

 それ以外はないのだろうけど、ソフトランディングが可能でなければ、衝撃力の弱いハードランディングのスジもあるのでは? ま、ちょっとわからんので、そうせいとも言わない。グリーンスパン彦左衛門も米国を諭しているようではあるが。

●読売社説 [英才選手指導]「将来のメダリストは育つか」

 読んでて気持ち悪くなってきたぞ。

 スポーツの振興が言われる中で、小学生の体力低下は深刻だ。“エリート層”へのテコ入れとともに、すそ野の強化も必要だ。スポーツの魅力を高め、競技人口を増やしていく努力が、優れた選手を多く生み出すことにつながる。

 なんだかなぁ。

●読売社説 [3月期決算]「業績絶好調に酔う暇はない」

ただ、06年3月期は原材料高の転嫁が最終製品の段階で進まないこと、米中経済に減速の兆しが見えることなど、経営環境が前年度より厳しくなりそうだ。

 そゆこと。というか、それだけ。

●朝日社説 外国人選挙権 公明党は形ばかりか

 それが公明党の意図なんだから、なにをか言わん。
 この問題は国内では議論の枠が決まっていて何を言うも徒労感。

●朝日社説 人民元 自ら進んで切り上げを

 中国様、ここは日本ですてば。