今日の新聞各紙社説は…
JR西関連の話は、なんか、俺の感覚のほうがおかしいのではないかと反省したくなる。ま、そうなのかもしれないので、この件には、うんこが飛んできても耐えよう。私がこの件についてどう思うかは、各社説の評に書いた以上はない。
ブレア再選の社説はどれもつまらない。ブラウンについて踏み込まないのか。
⇒極東ブログ: ゴードン・ブラウン、その救世主的な情熱
●日経社説 JR西日本に回復する信頼はあるのか
ああ、もうだめだめ。
「これぐらいは大丈夫だろう」と、慎重さを欠く判断・選択が積み重なった末の大惨事である。
だめ過ぎ。
その累積が惨事の原因というのは、あくまで、比喩。
●産経社説 英国総選挙 日米英の有志連携強めよ
価値観を共有する有志連合として連携を強め、世界や地域の安定に全力を尽くしてほしい。
こういう言葉の遊びって産経のいやなところ。というか、実は朝日と同じところ。
具体的にどうするか、と考えたほうがいい。有志連合として連携を強めよというなら、まず、豪州でしょ。それから加州国を米国に引き戻すよう日本が中継ぎすることでしょ。韓国を静かに実質的に諭すというのもあり。
●産経社説 JR西日本 歪んだ「官僚体質」払拭を
産経もか。
問題の電車に乗り合わせた運転士二人から個別に事故報告を受けたそれぞれの現場管理者は、救助活動より出勤を指示した。それに二人も従った。所属は違うが同じ運転部門で起きた大事故を横目に、現場を離れた心理状況をどう理解したらいいのか。
二人には命令が出た。命令に従うものだ。以上。
では、管理者の行動はそれでよかったか。それは問われるべきかもしれない。しかし、それは職務規程が問われるべきで、「官僚体質」で問われるものではない。
●毎日社説 尼崎脱線事故 鉄道マンの誇りはどこに
突然だが私は弱い人間である。この「鉄道マン」と同じ状況に置かれたら、同じように行動したのではないかと思う。
私は彼らを責められないし、そういう毎日社説の倫理の問いつめになんの意味があるのか疑問に思う。
スマトラ大地震のとき、紅白歌合戦などバカ番組を流してへらへらしていた国民が日本人なのである。スーダン石油のおこぼれが欲しくて、ダルフールのスーダン政府関与の批判ができないのが日本の政府なのである。
へたれこそ我らが原点である。
●毎日社説 英総選挙 イラク重く、ほろ苦い勝利
朝日と同じ。
過去のことぐちょぐちょ書いてんじゃねー。話のオチも日本に引っ張るなって。
EUと英国の関係がこれでどうなるのかというビジョンやブラウンのこと書け。
●読売社説 [英国総選挙]「ブレア政権、勝つには勝ったが」
ジョンブルの強さというものがわかっておらず。
追記
id:Soreda:20050506
ま、そーゆーことですね。
●読売社説 [尼崎脱線事故]「JR西は企業体質を練り直せ」
新聞社説の悪い見本。
事故があったから企業体質が問われる。しかし、因果関係はないのだ。
●朝日社説 宇宙ビジョン カタログでは困る
なんくせだと思う。
JAXAは、計画に優先順位をつけて絞り込むことが必要だ。
ではなく、なにを優先にするかを具体的に書くべき。
ところで、当の問題はとても難しい。この問題は実際には軍事の問題でもあるからだ。おそらくそのあたり朝日も読んでいて変ななんくせにしたのかもしれない。
●朝日社説 ブレア英首相 3期目の多難な船出
単純に言えば、朝日はイラク戦争支持だったブレアが嫌いというだけのこと。社説としては、ブラウンについて名前だけでなく踏み込むべき。それができないのは、イデオロギー強過ぎ。