今日の新聞各紙社説は…

 社説的には学力と新電電らしいが、なんだかよくわからない。
 義務養育の問題というのは学力以前の問題が累積してそして「ゆとり」ではなかったかと思うのだが今となってはそんな空気はどこへやらという感じがする。まさに子どもが「ゆとり」を得ているかが問われなくてなくてはと思うのだが。

●日経社説 改正独禁法、厳格に運用を

 ケース議論がないとこれもよくわからない。

●日経社説 買収防衛には情報開示と株主の理解を

 なんか抜本が間違っているように思う、というか、何言っているのかわからん。なんでかと思うに、買収防衛という前提ありきがおかしいのでは。

●産経社説 接続料訴訟 構造の変化で争点かすむ

 よくわからなんが、つまり、古い話ということか。

●産経社説 人権擁護法案 なぜ問題点を放置するか

 まともそうに見えて、なんかディテールが間違っているようにも思う。例えば、「法務省の外局として新設される人権委員会」とかすでにおかしい。ま、しかし、なんとも。

●毎日社説 通信行政訴訟 事後チェック型の競争政策を

 よくわからん。コモンキャリアの根幹をしっかりさせ(っていうかITUで決まっているはずだが)、あとは自由化すればいいのではないか。

●毎日社説 学力テスト 何がよかったのか分析を

 朝日よりましか。しかし、どってことはない。
 というか、いつのまにか学校の役割が学力だけみたいになってしまって、なんだかな、と小一時間言いたい気もするが、他分野のデータが見えない。

●読売社説 [専門医制度]「看板が倒れぬうちに立て直せ」

 この問題はよくわからない。

 専門医の問題は心臓外科だけに限らない。現在、120以上の学会がさまざまな専門医を認定し、全国に約26万人いる医師の6割が何らかの専門医資格を持っている。複数取得している人も多く、専門医の延べ数は30万人にもなる。

 なんとなくそうかと思うが、たとえば日本だと脳外科が多すぎとかもあるし。ま、よくわからないな。

●読売社説 [人権擁護法案]「大幅修正して出し直すべきだ」

 ミニマムに前進したほうがいいのではないか。まったくの廃棄となると国際的な面子が立たないだろうし。

●朝日社説 普天間移設 辺野古は断念すべきだ

 これは断念しないならやってみくらい無理な話。

 辺野古に代わる新たな移設先については、国外にもっていくことや機能を分けて本土へ移すことを検討すべきだろう。米空軍の嘉手納基地へ統合する案が論議されたことがあるが、県外移設を求める沖縄県民の声を尊重して考えたい。

 あれ?と思ったのだが、以前は本土移転の話は朝日はあまり語ってなかった。このあたりも中国様のご意向か?

●朝日社説 学力調査 「考える力」が心配だ

 別途ざっと調査報告を見たが、朝日は誇張してないか。