今日の新聞各紙社説は…

 とくにどってことはない。対中提言は浮ついていて話にもならない。ジャーナリストっていうのは難しい利害関係の場で中国人と向き合った経験はないのだろうか。
 気になるのは、読売にあるマイカー問題だ。現代日本人、歩かなすぎ。近距離に一人でマイカーとやらを乗り回すや、2kmみたないところに行くのに自転車を使うだの。歩けよ、と、いうこともだが、歩く時間というか、一日の時間に余裕がなさすぎる。仕事の効率というのもあるかもしれないけど…いや、そうではなく、プライベートの時間に余裕がなさすぎるのだと思う。大半の大衆は人生なんて死んでしまうまでの暇つぶしでもある。歩くのがよい。

●日経社説 日中は共に敗者となる道を歩むのか

 苦笑するなぁ。中国と本音で話し合えると思っているのだろうか。中国と話合うときは、歴史に残る文言にバグを残さないこと。相手の内政の権力均衡を見て、フェイスセーブをしてやること。総合点で日本が実利を得ること。

●産経社説 21世紀ビジョン 改革強化なしに展望なし

 単純になにを言っているのかわからない。

●毎日社説 小泉政権 重たいツケが回ってきた

 むちゃくちゃな八つ当たり。

●毎日社説 高齢者の給付削り 若い世代に譲ろう

 どう論理的に「少子化の進行に歯止めをかける手立てを、3点に絞って提案したい」になるのか不明。

●読売社説 [省エネ法改正]「マイカー対策が置き去りだ」

 話としてはそれほど違和感がないが、なぜ今、なぜ読売が?

 運輸部門のCO2排出量は、マイカーが49%を占め、トラック35%、鉄道などの交通機関16%と続く。98〜02年度ではマイカーの排出量は4・0%増えたが、トラックは8・2%も減っている。

●朝日社説 新石垣空港 沖縄県のアセスは落第だ

 朝日新聞沖縄タイムスは関係が深い。このあたりの話はある程度裏がしっかりしている。が、だからこそ、地元利害に巻き込まれているのだが。
 このテーマを全国紙で振りまく意図がわからない。辺野古がらみだろうか。

●朝日社説 日中首脳会談 大きな利益を目指せ

 ここでヘタレるから繰り返す。ただ、戦歿者追悼施設はあってもいいだろうと思うが。