余録:BRICs(ブリックス)
なんとも奇妙なテイスト。ブログで読むなら、そんなものか、なんだが。
ロシアはシベリア東進で太平洋に至る大帝国を築いた。しかし、そのシベリアは開発コストが高過ぎた。工場や精錬所を造ったが荒廃も速く、シベリアはロシアにカネとヒトをむだ遣いさせる疫病神となった。ロシアが欧州に専念していれば、西欧諸国並みの生活水準になっていた、と説く▲この論は正しいのだろうか。それともやはり、広大な国土は国力の源泉なのだろうか。そう言えば、ロシアはシベリア油田開発を急ぎ、中国は東シナ海の天然ガス田開発にやっきだが、日本企業は採算にのる事業なのかと首をひねっている。とすればこれもまた「呪い」の一種なのだろうか。
サハリン・プロジェクトとか記者は知らないのだろうかとつい思わせるあたりが、ビミョー。