フジテレビ獲得を、辞めたいなら辞めればいい【島根県】

【生扉・偽GJニュース 03月28日 島根県】 24日、二階堂コムが「北」と後出しじゃんけんで言い直した北尾吉孝CEOが白馬に乗って登場したことで、事実上ライブドアはフジテレビの獲得に頓挫したといえる。ニッポン放送を手始めにした買収劇に主役を張っている通称デブこと堀右衛門さんも、この座礁によって沈黙を余儀なくされるようだ。確かに、注目の面子が突如黙りこむということになるならば、祭関係者も困るかもしれない。しかし、別に大したことではない。代わりの人がたくさんいるのではないだろうか。もし黙っていられないなら、しらばらくワイハで策を練り直すべきだ。
 このようなことにこだわって沈黙するのは、自分の想定を過信していた感がある。また、もし本人が「放送とインターネットの統合を推進するのは私しかいない」と思っているならば、それは大きな勘違いだ。そのような気持ちでこれから仕事をしていっても、今以上に祭を盛り上げることはできないだろう。
 どこの世界でもそうだが、代わりになる人はほかにたくさんいる。禿げ禿げと言われる孫氏もダテに禿げているのではないのである。逆に堀右衛門さんも、もっとやりやすいスキーマへ移ればいい。彼のような方なら、多少の雑魚感さえ我慢するなら、いくらでも次のネタがあるだろう。まだ雑魚の釣場があることがわかれば若い人たちも、もっと似たような博打を打つチャンスも増えるだろうし、新しい祭を作るいいきっかけになる。確かにリスクが伴うことだが、これをやらなくてはさらなる注目は得られない。
 こういうネタの入れ替えはいつかはやらなくてはいけない。何かのきっかけを機に交代してもいいのではないだろうか。フジテレビの獲得が当面頓挫したことで、新しい作戦を作り出そうという方針ならば、まず次なるカネの算段を思案するのも別に大したことではないのではないだろうか。いや、そうでもないというなら、こうしたゲームを辞めればいいのである。【了】
生扉 非公認パブリック・ジャーナリスト finalvent