朝日社説 脳の障害――博士はあなたの隣にも

 難癖を付けるわけではないがこれはそうなのか?

 交通事故だけでも年間100万件に迫る。高次脳機能障害の人たちは正しい診断と適切な支援があれば、着実に回復することがわかっている。手をさしのべるのは自治体の責任ではないか。都道府県に最低ひとつ、診断と支援の拠点を育ててほしい。

 もちろん、ある程度回復する。しないよりは回復する、だから、「着実に回復する」というのはそうだろう。が、限界はある。できない部分は大きい。それは自治体の責任問題か? 自治体がこれにできることはなにか。私は国の問題だと思う。そして、この問題の前進は「診断と支援の拠点」作成なのだろうか?