朝日社説 人権擁護法――修正して成立を急げ

 これはなぁ。議論が粗すぎてなんとも言えない。

 ひとつは、部落差別をなくすことである。住宅や道路などの同和対策事業が02年に終わったが、差別はなおさまざまに残っている。そこで人権侵害を救済する新たな法律が求められた。

 これなんか、こう言えるほど簡単な問題ではないし。

もうひとつは、国際社会からの要請である。国連規約人権委員会は6年余り前、入国管理の職員や警察官などによる人権侵害を救済するため、独立機関を設けるよう日本政府に勧告した。

 そういう政府機関より、現状を見つめてまずNPOを支援するほうが先決、というか、人権問題が差し迫った問題という認識が朝日にないから政治マターにしているのだろう。
 昔の朝日ならこうじゃなかったと思うのだが。