ブログ:ココログ:ウェブログ虎の穴 其の十四:@nifty

竹熊健太郎曰く

 僕自身、プライベートなゴタゴタも重なって、実は一昨年あたりからほとんど仕事してなかったんです。企画書もって出版社に行くのも嫌になっちゃって。だいたい僕の企画は面倒なのが多いから、ぜんぜん通らない(笑)。
 いや、仕事はあったんです。僕がなまけていただけなんです。依頼仕事をルーティンでこなすのに疲れてしまったというだけです。個人的にやりたい企画が通らなくて、もうあまりやりたくないような、何度もやったような注文仕事が何年も続いて、イヤになっちゃったんですね。それで家でグダグダして貯金を取り崩す状況が続いて、さすがに将来が心配にもなってきました。
 やりたいことは沢山あるんですよ。じゃあどうすればいいんだと考えて、そういえばインターネットがあったなと。金になろうがなるまいが、とにかく書きたいことをそのまま世の中に出しちゃえばいいんだって思ったんですね。だから趣味ではなく、本気で書いているんですよ。そしたら精神的にすごくラクになりました。やはり発表できるかどうか、反応があるかどうかで物書きは活性化しますよね。こうなりゃ、生活は後からついてくるものなんです。
 まあそういうある意味贅沢な生活ができるのも、幸いにして今の僕が独り身だからでしょうけど。これで妻子がいたら、ストレスで入院していたかもわからない(笑)。

けなされようが何しようが、無反応よりはましなんですから。出せば自分の生存証明にもなるしね、俺はまだ生きてますよと(笑)。