痛快!経済学 (2)
|
「日銀による国債の引き受け」の説明はこう。
「なんだ、それならいちばん簡単だ。日銀に引き受けてもらえば、国債の利払い費も助かる(日銀に支払われた利息の大部分は、やがて財務省に余剰金として上納されるから)のだろうし、誰も腹を痛めないじゃないか」
一瞬、そう思われた方も多いはず。でも、実のところ、これは大変深刻なインフレを引き起こす可能性が大なのです。
新たに100兆円というスケールの通貨供給が短時間で増えたとき、いったい何が起きるのでしょうか?
急激なハイパーインフレ(超インフレ)が起きる−−これがその答えです。
だと。こういのを、痛快!と言うのか。ま、100兆円が短時間で増えればそうかもしれないけど、そういう仮定で話を進めるものなのか。