ロイター 邦人人質・米大統領選、小泉首相に二重の不安要因が急浮上 吉池 威記者
香田さんの安全が確保されない場合には、米国のイラク攻撃を支持し、自衛隊のイラク派遣を決めた小泉政権に責任を問う声があがる可能性は大きい。米国では、イラク攻撃の理由となった大量破壊兵器の存在が確認できなかったとの報告書が発表され、ブッシュ政権への批判材料となっている。ケリー候補が当選した場合、野党だけにとどまらず、自民党内でも9月の内閣改造・自民党役員人事で不満をもつ勢力が反小泉の動きを起こしかねない、との見方が国会内にはある。
今の空気だとブッシュが再選しない可能性は高い。が、それもだが、香田さんのケースも合わせて、この2つは小泉にインパクトになるだろうか。
と、ふと思うのだが、郵政民営化ですでに墓穴を掘っているのではないか。
あと、西武問題はかなり巨大な地滑り現象になりかねない。
ついでに。
犯行グループが指定した自衛隊撤退期限は48時間後。この期限が切れるのがいつかは明確になっていないが、事態の打開に奔走する日本政府に残された時間は少ない。
ザルカウィの過去のケースを見ると、48時間以降に延びる可能性はある。