民工潮

 出稼ぎ目的の農村からの都市への大量の人口移動現象のこと。以前は「盲流」と呼ばれたが、こうした動きを積極的に位置づけようと、民工潮の呼称が定着した。北京や上海、広州など沿海の大都市には数百万人の出稼ぎ農民が居住し働いている。
 国家統計局の農村調査チームの調査によると、2003年に出稼ぎをした労働者は1億1390万人に達した。これは農村の労働人口の23.2%に当たる。