イラク戦争とブッシュについて

 なんか最近うんこが飛んでいるみたいで、ま、言っても無駄だと思うが…
 私は、イラク戦争に強く賛成ということではない。私は産経系ではないよ。アメリカの戦争を肯定するかというなら、ウィークに肯定する。気弱に肯定するよ。理由は国連がダメ過ぎというのと、日本は米国の市場原理で成立している国だからだ。日本の命運は現状米国に依存している。事実だね。米国が石油市場を守る限り、中国の石油囲い込みは本質的に効かない。
 次に自衛隊派遣についてだが、これはなんども言っているが、シンボリックな意味しかない。こんな議論やめたい。なによりイラクの人民にあまり役に立っていないのが恥ずかしい。それが問題なのにそれが論じられないなんて。
 次にブッシュの再選を支持するか。まず、根本的なところで言えば、余所の国の内政なんか関心ない。どっちを支持するとか言うのは抜本的なナンセンスだ。ま、それでも賭けのように言うなら、私はケリーに賭けていない。じゃ、ブッシュ? それも退屈だなとは思うが。いずれにせよ、その程度。
 イラク戦争で日本が問題だったのは、有志連合のなかに日本が取り込まれるかということだった。ひどい言い方だが、イラク戦争が混沌となったおかげで、今一息ついている。そうでなければ、いずれ、米国の指事のもとに日本人の血を流すことになる。そんなのは嫌だねと思う。
 これもひどい話だが、そういう日本の命運を韓国が先んじていた。単純な話にすれば、韓国は米国のためにその人民の命を差し出せということだ。さすがに韓国もそれは嫌だったのだろう。それはよくわかる。だが、そしてその結果がこのどたばただ。
 今頃になって、私は、サミュエル・ハンチントンが日本を独立文明とした理由がわかる気がする。当初はゴミ箱よろしく日本を選り分けただけかと思った。しかし、日本は一文明なのだ。その存続はすごく難しい問題なのだ。
 あと半世紀せず、中国は世界最大のパワーになるかもしれない。ロシアは露骨に中国と敵対するだろう。EUは、誰も言わないのが不思議だと思うが社会学的にみれば、イスラム圏になる。東南アジアもそうだ。そうなる世界を白人が見逃すとも思えない。
 ちょっと電波のように聞こえるかもしれないが、ま、書いておく。