現場検証他県で認める/米軍ヘリ墜落

 宜野湾市沖縄国際大学で起きた米軍ヘリ墜落事故で、米軍が拒否した県警や消防本部との合同検証が、一九六八年の福岡市の九州大学や七七年の横浜市での米軍偵察機の墜落事故などの際には認められていたことが三十一日までに分かった。県は「本土と比べて差別な処遇だ。地位協定の抜本的な見直しが必要」と問題視。米軍の裁量で、民間地域での事故をめぐる対応が異なる実態が明らかになったことで、日米地位協定のあり方をめぐり、論議を呼びそうだ。