天皇陛下ホルモン療法へ 前立腺「がん細胞残存の疑い」

 宮内庁の金沢一郎・皇室医務主管は二十九日、記者会見し、昨年一月に前立腺がんの摘出手術を受けた天皇陛下が、ここ二カ月の血液検査で前立腺の異常を示す数値が上昇を続けたため、七月一日から四週間に一度、お住まいの皇居・御所でホルモン注射をする治療を始められると発表した。