テロ組織の戦略破綻 残虐化、イスラム社会も嫌悪

 イラク武装勢力が米海兵隊員とパキスタン人の運転手を拉致し、「占領軍に拘束されているすべてのイラク人」を釈放しなければ首を切り落とすと脅す映像が二十七日、中東のテレビで相次いで放送された。主権移譲にタイミングを合わせた一連の「人質作戦」は一段とエスカレートしているが、あまりの残虐さに反米傾向が強いイスラム教社会の間ですら批判の高まりが目立つ。各国に衝撃を与えた残酷な殺害シーンは、裏返してみれば、テロリスト側の戦略の行き詰まりを示す面もありそうだ。(松尾理也)

 それもそうでしょう。
 基本的に中東といえども近代化は避けられない。
 ポーランドが軍まで出して欲しかったのは米国へのノービザ。現在世界である発展段階あれば、そうなるものだ。実際、中東のうっくつした青年達は米国を志向するしかない。