イラク暫定政権、多国籍軍に拒否権も 英首相考え示す

 ブレア英首相は25日の定例記者会見で、イラクが主権を回復する6月末以降、「ファルージャ包囲のような行動をとる際、イラク暫定政府の同意が必要になる」と述べた。多国籍軍が行う特定の作戦に対し、イラク側が拒否権を持ちうる、とする考えを示したものだ。

 英国内で米国へのある種の嫌悪が広がっている。英国の場合、中近東との関わりが深いので、米国が馬鹿に見える面がある。