読売社説 [新ラウンド]「『日本抜き』合意になっていいのか」

 いま日本政府に必要なのは、枠組み合意へ、積極的に関与していくことだ。そのためには、輸出補助金や国内助成の削減、市場開放など、農業分野で対案を提示していく必要がある。
 日本には、前回のウルグアイ・ラウンドで、「コメは一粒たりとも輸入させない」という硬直的な姿勢を続けた揚げ句に、相当な量のコメ輸入を義務づける新制度をのまされた苦い経験がある。
 残された二か月余りを、無為に過ごし“日本抜き”の枠組み合意を追認させられるようなことがあってはならない。

 農水省なに考えてんだか。WTOなんか国際的にはどうでもいいが、日本にとってはいい枠組みなのに。BSE問題を見ていても、なんか日本は自殺しつつあるな。