暫定政府閣僚選びを報道の米、国連「ブラヒミ案つぶし」

 記事は悪くないのだが、これではブログではないか。

 ニューヨーク・タイムズ紙が4月末、ブラヒミ氏の「意中の暫定政府指導者」を暴露したことで国連内の不信感は高まった。ハーフィズ計画相を首相に、パチャチ氏を大統領にという構想は、米側も合意していた。だが、ブラヒミ氏は「イラク人による自主的な選択」とするため、イラク側から名前が出るよう調整を進める意向だった。
 構想を知るのは国連、米側を合わせ一握りの高官に限られており、国連側では、統治評議会のチャラビ氏らを後押しする国防総省からの意図的なリークという観測が強い。ある国連幹部は「暴露はブラヒミ案つぶしとしか考えられない」と語気を強める。

 しかし、この条件では暫定政府からはじき出される統治評議会のメンバーが抵抗。アナン国連事務総長は4日、パウエル米国務長官と会い、チャラビ氏ら4人の「抵抗評議員」の名前を挙げて善処を迫った。パウエル氏は「国連を全面的に支える」と再確認したという。
 ところが、その後も「米支援の統治評議会、力を保持へ」(11日付マイアミ・ヘラルド紙)、「政治的人物、暫定政府の中心に」(13日付ロサンゼルス・タイムズ紙)といった報道が続き、「意図的な情報操作」と国連側は不快感を募らせている。
 欧州のメディアには、構想に沿った暫定政府樹立が難しい場合、ブラヒミ氏が辞任するのでは、との観測が出ている。