李登輝氏「蒋経国と私」出版 国民党“台湾化”の事実明らかに

台湾前総統の李登輝氏は十六日、台北市内のホテルで、李氏が一九八四から八八年まで副総統として仕えた蒋経国・元総統との会話などをまとめた「見証台湾−蒋経国と私」の出版を発表し、記念講演を行った。講演のなかで李氏は、「蒋経国が晩年、台湾の本土化路線を切り開いた歴史の事実を、(中国寄り路線をとる)現在の中国国民党に伝えたい」と述べ、蒋氏が当時、国民党の“台湾化”を進めていた事実を本の中で明らかにしていることを強調した。

 開示された資料にもよるがにわかには信じがたい。が、そうなのかもしれない。経国という人は意外に文学的な素材でもあるのだろう。
 それにしても、李登輝御大この歳で出してくるとは。神を信じるものは強いというべきか。生き急ぐなということか。
 ジャーナリズム的にはしかし、スカ臭いかも。